世界遺産
古都奈良の文化財として、春日神社、興福寺、平城宮跡、春日山原始林などの社寺と自然景観とともに1998年12月 5日にユネスコ世界遺産に登録されています。
南大門(国宝)
東大寺の正門で、東大寺伽藍の大半が治承四年(1180)の平重衡の兵火を罹って、焼失した後に行われた復興造営の一つとして建てられた。
金剛力士(仁王)像(国宝)
門内に安置されている仁王像は運慶、快慶、定覚、浩慶、等二十名の慶派の仏師たちが建仁三年(1203)に僅か六十九日間で造り上げたものである。
大仏殿(金堂)(国宝)
大仏殿は創建以来、治承四年(1180)と永禄十年(1567)に兵火に罹っていて、今の建物は江戸時代に建て直された三度目のものである。横幅が約三分の二に縮小されているが、それでも木造建造物としては世界一の規模を誇っている。
八角灯篭(国宝)
創建当初のもので、再度にわたる兵火にも難をまぬがれた。各扉のうち、四面には音声菩薩(おんじょうぼさつ)が、他の四面には雲中を走る四頭の獅子が、それぞれ菱格子の透かし地に浮彫りされている。
昔、修理の際レプリカが置かれていたように記憶しているが、現在のものは本物?
盧舎那仏(国宝)
本尊の盧舎那仏は毘盧舎那仏(びるしゃなぶつ)とも呼ばれ、華厳経の教主とされるが、この名は釈迦如来の別名で、世界を照らす仏・光り輝く仏の意味である。像は青銅で鋳造され鍍金が施されていた。天平勝宝四年(752)に盛大な開眼供養が行われた。その後度々損傷を蒙り、その都度修理されている。両手は桃山時代、頭部は江戸時代のもの。